「障がい者アート」としてではなく。ホテル阪神大阪「ロイン」さんが見せてくれた、ひとつの景色
こんにちは アンドナの野村です
先日、ホテル阪神大阪にある「ステーキハウス ロイン」さんから、とても素敵な一冊の冊子をいただきました。
タイトルは、『知れば心も満たされる ステーキハウス ロインの 「あー!と(Art)」 BOOK』。

店内を彩る絵画や家具、器などのアート作品を丁寧に紹介しているアートブックです。
ページをめくると、一つひとつの作品が生まれた背景や、作家さんのストーリーが温かい言葉で綴られています。
実はその中に、ロインさんに展示していただいている「ノーサイドSTUDIO」の作品も掲載されているんです。
冊子を開いて、私たちはとても嬉しい気持ちになりました。
それは、「自分たちが関わる作品が載ったから」という理由だけではありません。
いちばん胸が熱くなったのは、その作品がまったく“特別扱い”されていなかったことでした。



「福祉」という枠を外して並ぶこと
このアートブックは、「障がい者アート」を特集するためのものではありません。
ロインさんという上質な空間をつくりあげている、さまざまな作家さんの作品や伝統工芸、美しい家具。
ノーサイドSTUDIOの作品は、その中の「ひとつのアート」として、他の素晴らしい作品たちと肩を並べて紹介されていました。
「障がいがある人が描いたから」という理由で別のページにまとめられるのではなく、空間を彩るピースのひとつとして、ごく自然にそこに在る。
私たちは、この見せ方にとても大きな意味を感じています。
福祉から社会へ飛び出した瞬間
ノーサイドSTUDIOは、障がいのある方々が創作活動を行う場所です。
もちろん背景には「福祉」があります。
けれど、そこで生まれた作品まで、ずっと福祉という枠の中にとどめておく必要はないと私たちは思っています。
作品そのものに魅力があれば、レストランやホテル、街の中へ自然に溶け込んでいける。
今回、ロインさんのアートブックの中でさまざまな作品と並んでいる景色を見たとき、「あ、福祉から飛び出した!」と実感しました。
「障がい者アート」という説明書きがなくても、ひとつのアートとして社会の中にちゃんと存在している。
それは、私たちがずっと夢見ていた景色のひとつです。


「社会貢献」のその先へ
障がいのある方の作品を社会につなげるとき、「福祉の応援になるから」「社会貢献として」という理由がきっかけになることは多いです。
それも、とても大切な第一歩です。
でも私たちは、さらにその先へ進みたいと思っています。
「この絵が好きだから飾りたい」
「この空間にぴったりだから選びたい」
そうやって純粋に惹かれて選んだ作品。その作者が、障がいのある人だった。
そんな出会いがもっと普通になっていけば、社会はもっと面白くなるはずです。
今回のホテル阪神大阪さんとの取り組みは、まさにその可能性を見せてくれました。
背景を知ることで深まる、アートの味わい
ホテル阪神大阪さんの素晴らしいところは、作品を飾るだけでなく、その「背景」までお客様に届けようとされている点です。
美味しいお肉をいただきながら、「この面白い作品、誰がつくったんだろう?」と気になったとき、冊子を開けばその向こう側にいる「人」に出会える。
背景を知ってからもう一度作品を眺めると、最初とはまた違った味わいを感じられるかもしれません。
これからも、「まずは作品を見てみよう」「一緒に何か面白いことができるかも」と一緒に面白がってくださる企業や団体さんと、たくさんの出会いをつくっていきたいと思います。
ホテル阪神大阪「ステーキハウス ロイン」さんへお出かけの際は、絶品のお料理と一緒に、ぜひ店内のアート、そしてこのアートブックを楽しんでみてくださいね。
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