
こんにちは、アンドナの野村です。
ここまでのブログでは、「アンドナって何をする会社なの?」という全体のお話から始まり、企業向け、小学校向け、地域向けに、アンドナができることをお伝えしてきました。
今回は、大学や専門学校など、専門を学ぶ機関に向けて、アンドナができることをお話ししたいと思います。
学校の中で学ぶことは、もちろんとても大切です。
知識を身につけること。
技術を磨くこと。
考える力を育てること。
それは、社会に出る前の土台になります。
でも同時に、私はこうも思っています。
「学びは、学校の中だけで完結しないほうが、もっと面白くなる」
企業、自治体、地域、福祉。さまざまな立場の人たちと出会いながら学ぶことで、教室の中だけでは見えなかった問いや気づきが生まれます。
そして、その一つの形が、アンドナが関わっている「なくなるかべプロジェクト」です。
「なくなるかべプロジェクト」は、産学福連携の実践です
「なくなるかべプロジェクト」は、障がいのある作家の作品を起点に、芸術大学の学生が建築現場の仮囲いをデザインする取り組みです。
関わるのは、学生だけではありません。
建築会社、福祉施設、デザイナー、そしてアンドナ。
立場も専門も違う人たちが、一つのプロジェクトに関わります。
つまりこれは、産学福連携の実践です。
学校の課題として与えられたものを、学校の中だけで完結させるのではなく、社会の中にあるリアルな現場と接続しながら考えていく。
その中で、学びは一気に立体的になります。
学生にとっては、自分の学んでいることが社会とどうつながるのかを実感できる機会ですし、企業や福祉施設にとっても、学生の視点が入ることで新しい気づきが生まれます。

大切なのは、完成した結果よりも、その過程で何を感じるか
こういうプロジェクトというと、どうしても最後の「完成物」に目が向きます。もちろん、形になったものも大切です。
でも、私はそれ以上に、そこに至るまでの過程に大きな価値があると思っています。
福祉と関わる中で、学生たちはさまざまな問いに出会います。
・障がいのある人の表現を、どう受け止めるのか。
・「良い作品」とは何なのか。
・誰かと一緒につくるとは、どういうことなのか。
・社会の中にある“見えない壁”とは何なのか。
こうした問いに、すぐ答えは出ません。
でも、すぐに答えが出ないからこそ意味があると思うのです。
迷う。考える。話し合う。相手の立場を想像する。自分の中にあった前提が揺さぶられる。
その過程そのものが、学生にとってとても大きな学びになります。
福祉と関わると、リアルな課題解決に向き合える
学校の課題では、条件が整理されていたり、答えの方向がある程度見えていたりすることもあります。でも、社会の中にある課題は、そんなにきれいではありません。
正解が一つではない。立場によって見え方が違う。
「良かれと思ったこと」が、別の誰かにはそう見えないこともある。
それでも、一緒に考えていかなければいけない。
福祉と関わると、そうしたリアルな課題解決に出会います。
しかも、福祉の課題は福祉だけの話ではありません。
そこには、地域のこと、仕事のこと、表現のこと、教育のこと、人との関わり方のことが重なっています。
だからこそ、福祉と関わる学びは、特定の分野だけに閉じません。
デザインでも、建築でも、教育でも、福祉でも、地域づくりでも、自分の学びを社会の中でどう生かすかを考えるきっかけになります。

学校の外とつながることで、学びはもっと広がる
私はこれから、こうした学びがもっと広がっていけばいいなと思っています。 学校の中で学ぶことは大切です。でも、そこに企業や自治体、地域、福祉施設が関わることで、学びはもっと広がります。
たとえば、
・企業と一緒に社会課題を考える
・自治体と一緒に地域での実践をつくる
・地域の人たちと一緒に場を育てる
・福祉施設と一緒に、これまでにない表現や仕事の形を考える
そんなふうに、学校の外に出で、いろいろな人とコラボレーションすることで、学生の学びはぐっと現実味を持ちます。
「勉強したことが、こうやって社会とつながるんだ」
「自分の専門は、こんな場面でも役に立つんだ」
そう実感できる経験は、きっと大きいはずです。

学生の間に、障がい福祉と関わる意味
正直に言うと、障がい福祉と関わる経験は、社会人になっても多くはないのではないかと思います。
だからこそ、学生の間にそうした時間を持つことは、とても良い経験になるのではないでしょうか。
そしてこの経験は、福祉を専門に学ぶ学生だけに必要なものではありません。
むしろ、福祉とは関係のない分野を学ぶ学生や、将来一般企業への就職を目指す方にこそ、大きな意味があると思っています。
障がいのある人と出会うこと。
福祉の現場にあるリアルに触れること。
「支える」「支えられる」という単純な関係ではなく、一緒に何かをつくる経験をすること。
それは、これから社会に出る学生にとって、とても大きな意味があります。
なぜなら、社会に出ると、いろいろな立場の人と出会うからです。
年齢も違う。背景も違う。考え方も違う。困りごとも、人によってまったく違います。
そして、困っている人は障がい者だけではありません。
子育て中の人かもしれない。
高齢者かもしれない。
外国にルーツのある人かもしれない。
仕事や人間関係でしんどさを抱えている人かもしれない。
どんな仕事に就くとしても、その仕事の先には必ず「人」がいます。
障がい福祉と関わる経験は、そうした「自分とは違う立場の人のことを考える力」や「想像力」を育てる入口になると思うのです。

アンドナは、学校と社会のあいだに立ちたい
アンドナは、大学や専門を学ぶ機関に対して、何かを一方的に教える存在でありたいわけではありません。
むしろ、学校と社会のあいだに立って、学びが外に開いていくきっかけを一緒につくる存在でありたいと思っています。
福祉と出会うことで、問いが生まれる。
企業や地域とつながることで、学びが現実と結びつく。
その過程の中で、学生が自分の専門や役割を考え直していく。
そんな時間を、一緒につくれたら嬉しく思います。

こんな形でご一緒できます
アンドナでは、大学や専門学校などと、こんな形でご一緒できる可能性があります。
・プロジェクト型授業(PBL)での連携
・ゲスト講義や講演
・ワークショップの企画
・福祉施設や地域との接続
・企業、自治体、地域を巻き込んだ実践型の学びづくり
「こういうテーマで一緒にできるだろうか」
「学生に、学校の外とつながる経験をしてほしい」
そんなご相談がありましたら、ぜひお気軽にお声がけください。
まずは、一緒に問いを持つところから
私は、学びにとって大切なのは、すぐに答えを出すことではなく、良い問いを持つことだと思っています。
福祉と関わること。
地域と関わること。
企業と関わること。
いろいろな立場の人と出会うこと。
その中で、「自分は何をつくりたいのか」「誰と社会をつくっていきたいのか」を考える。
そんな学びを、学校の外と一緒に育てていけたら、とても面白いと思います。
アンドナは、そんな新しい学びをご一緒できたら嬉しいです。
▶お問い合わせ
アンドナ のむら
https://forms.gle/Whq2mYNH7JeS9Lku7
※写真の掲載は、ご本人の許可をいただいています。


