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出張ボッチャで一番伝えたいことは、「ボッチャ」ではありません?!

こんにちは、アンドナの野村です。

アンドナでは、福祉施設と企業・学校・地域をつなぐ取り組みとして、「MIRAI PASS PROJECT(ミライパス・プロジェクト)」を、進めています。

その中心にあるプログラムのひとつが、
八尾市のボッチャチーム「ノーサイド・ジェッツ」と一緒に行う、学校や企業へ伺って行う「出張ボッチャ・出前授業」です。

ボッチャは、年齢や障がいの有無に関係なく、誰もが一緒に楽しめるスポーツ。
ルールも比較的わかりやすく、初めての人でも参加しやすい懐の深さがあります。
そして何より、やってみると本当に白熱して、おもしろい競技です。

でも、「出張ボッチャ」で私たちが一番伝えたいことは、実は「ボッチャ」そのものではありません。

ボッチャの技術を学ぶだけなら、専門の団体があります

ボッチャという競技のルールを正しく知りたい。 競技としての技術を本格的に高めたい。
そのような目的であれば、公式のボッチャ協会や専門団体にご依頼されるのが適しているかもしれません。

ボッチャはパラリンピック競技でもあり、知れば知るほど奥が深く、本格的に学ぶべき内容がたくさんある素晴らしいスポーツです。
だからこそ、私たちアンドナが行う出前授業は、単なる「競技指導」を目的にしたものではありません。

私たちにとって、ボッチャはあくまでもひとつの「ツール」です。
では、何のためのツールなのか。

それは、障がいのある人と、企業・学校・地域が「自然に出会うため」のツールです。

生涯学習センターでの親子参加の「出張ボッチャ」

出前授業として届けたいのは、知識よりも体験です

ミライパス・プロジェクトの出前授業では、子どもたちに一方的に「障がいとは」を教えるのではなく、体験を通じて感じてもらうことを何よりも大切にしています。

障がいのある選手と一緒にボッチャをする。
同じチームで「次はどうする?」と作戦を考える。
うまくいったら一緒に喜ぶ。
思い通りにいかなかったら、どうすればいいかを一緒に考える。

その時間の中で、子どもたちは難しい言葉で多様性を学ぶ前に、 「一緒に楽しむって、こういうことなんだ」 と、体と心で感じていきます。

知識としていくら説明しても、届きにくいことはあります。
でも、実際に会ってみる。
一緒に何かをしてみる。
同じ場で笑ってみる。
そのリアルな体験があるからこそ、子どもたちの心の中に確かなものが残っていくと考えています。

小学校での「出前授業」真剣勝負です!

「支援する・される」ではなく、一緒に楽しむ関係へ

「障がいのある人」と聞くと、どこか遠い存在、あるいは「支援が必要な人」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、一緒にボッチャをしていると、見え方が少しずつ変わってきます。

「すごい投げ方をする人」
「ここぞという勝負に強い人」
「チームを盛り上げる人」
「本気で悔しがる人」
「作戦を考えるのが得意な人」

そんなふうに、枠組みを超えて「一人の魅力的な人」として出会うことができます。
支援する人、支援される人。
教える人、教えられる人。
そうした関係ではなく、同じ場で一緒に楽しむ人として出会う。

ここに、出張ボッチャの大きな意味があると感じています。

小学校での「出前授業」

7名で届ける、半日がかりの活動です

この出張ボッチャは、選手を含めて毎回7名ほどのチームで伺います。

荷物を準備して、会場へ向かい、プログラムを実施し、片づけて帰ってくる。
それだけで、半日がかりの活動になります。
少人数で簡単に回せる取り組みではありませんし、運営の手間も時間もかかります。

それでも私たちがこの活動を続けたいと思うのは、そこに人と人が出会う確かな価値があるからです。

子どもたちが、障がいのある人と自然に関わる。
企業の皆さまが、福祉を身近なものとして体感してくださる。
そして選手たちにとっても、社会の中で役割を持って活躍する大切な機会になる。


そんなあたたかい時間を、地域の中に少しずつ増やしていきたいと思っています。

ノーサイド・ジェッツの選手とスタッフ(長岡京市ふくしまつりに参加)

企業が関わることで、体験はもっと豊かになる

ミライパス・プロジェクトは、福祉施設、学校、地域、そして企業が一緒に関わりながら、子どもたちに多様性を体感する時間を届ける取り組みです。

ここで一つ、私たちが大切にしているスタンスがあります。
それは、授業の中で「企業名や事業内容を大きくアピールする時間は設けない」ということです。

私たちは、この時間を企業の宣伝の場にはしたくないと考えています。
それは、子どもたちに大人の事情ではなく、純粋な体験に集中してもらい、多様な人との出会いを心から楽しんでほしいからです。
そのうえで、「地域の大人たちが、自分たちの学びを応援し、支えてくれている」という事実が自然と伝われば、それが一番だと考えています。

社員の皆さまにとっても、現場で子どもたちや障がいのある人と自然に出会い、多様性を肌で感じる貴重な機会になります。
福祉施設にとっては、利用者さんの新しい出番や役割が生まれます。

企業、福祉施設、学校、子どもたち。
それぞれが同じ場に集まり、体験を通じてつながっていく。
そこにこそ、企業に参画していただく大きな社会的意義があると考えています。

CSR活動を、楽しく関わるきっかけに

企業のCSR活動には、寄付や協賛、イベント参加など、さまざまな形があります。どれも社会にとって、とても大切な参加の形です。

その中で、ミライパス・プロジェクトが大切にしたいのは、一過性の「いいイベントだったね」で終わらない関係性です。

企業が福祉と出会う。
社員の方が障がいのある人と一緒に体験する。
子どもたちが多様性を体で感じる。
福祉施設の利用者さんに、新しい出番や役割が生まれる。

その一つひとつが、次のあたたかい関係へとつながっていく。
CSR活動だからと何か特別なことをしなければと気負うのではなく、まずは「一緒に楽しみながら関わる」ことから始めていただけたら嬉しいです。
ボッチャの先にある出会いや気づきを、企業の皆さまと一緒に育てていけたらと思っています。

ボッチャの先にある未来へ

出張ボッチャで一番伝えたいことは、「ボッチャ」ではありません。

一緒に楽しむことで、見え方が変わること。
出会うことで、心の距離が少し近くなること。
違いがあるからこそ、面白い工夫が生まれること。
そして、福祉には「社会を少し前に進める力」があるということ。

アンドナは、その力を信じています。

ボッチャをきっかけに、 障がいのある人と社会が出会うこと。
子どもたちが多様性を体感すること。
企業が福祉の本質的な価値に触れること。
そして、福祉施設の利用者さんに新しい出番が生まれること。


そこにこそ、ミライパス・プロジェクトの意味があります。

地域や福祉と一緒に、より良い活動をつくっていきたい。
そんな思いに共感していただける企業の方と、楽しく関わりながらこのプロジェクトを育てていけたら、これほど心強いことはありません。

一緒に、ボッチャの先にある未来をつくっていきませんか。

【お知らせ】「MIRAI PASS PROJECT」がスタートしました|八尾市から広がる、子どもの学びと福祉をつなぐ取り組み

企業・団体の協賛により、小学校へ体験型の出前授業「出張ボッチャ」を届けるMIRAI PASS PROJECTが始まりました。八尾市エリアから、子どもの学びと福祉...

MIRAI PASS PROJECTでは、出張ボッチャ・出前授業を通じて、福祉施設、学校、地域、企業が楽しくつながる機会をつくっています。

「地域の子どもたちに、多様性を体感する機会を届けたい」
「CSR活動を、より実感のある取り組みにしたい」
「福祉と一緒に、楽しく社会参加できる活動を考えたい」

そんな思いをお持ちの企業・団体の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
一緒に、ボッチャの先にある未来をつくっていきましょう。

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