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【仕事】今を一生懸命生きる子どもたちとの夏祭り

2024.08.12
お祭り準備中

こんにちは
ぷろちゃれ管理人の野村です

先日、いつもお世話になっている奈良市の障がい児福祉施設の夏祭りに参加してきました。
18時スタート、夜店を家族で楽しみ最後は花火も!

花火大会や夏祭りと言えば、どんな思い出がありますか?

子どものころは夜出かけられるというだけで、テンションが上がります。
普通の焼きそばやたこ焼きでも、夜店で食べると美味しさ倍増するんですよね。
射的やくじびきなど、特別なものじゃなくてもなんだか楽しい。

中学生になると、親と一緒じゃなく友人と出かけることだけでワクワクします。
私は家が厳しく夜に出歩くことができなかったのですが、地元のお祭りのときだけは遅くまで友達と過ごせる特別なイベントでした。

夏祭りや花火大会には、誰にでもそんなワクワクと懐かしさの入り混じった思い出があるのではないでしょうか。

重度の障がいのある子どもたちが夏祭りに参加する。
少し想像してみてください。

埃っぽいじゃり道の露店。
たくさんの人人人。
トイレはあったとしても、仮設トイレや公衆トイレ。
花火大会は、行きも帰りも混雑します。
その中を車椅子で進むこと…難しそうです。

でもなんとかして、雰囲気だけでも子どもたちに感じてもらいたい。
ごちゃごちゃ混雑してるけどワクワクとした高揚感
夜のお出かけというちょっとした冒険
そして、花火の匂いを感じて欲しい
楽しかった思い出として子どもたちの心に残ると嬉しい、そんな思いでスタッフさんが企画した夏祭りです。

第三者目線では、もっとスペースが必要とか、家族がゆっくり座れるテーブルもあった方がいいのにとか、いろいろと思いました。足りてないところもあったと思います。
でも、プロのイベンターではないので、多少のドタバタは仕方ない。ケガ無く無事で、概ね楽しければそれでいいのです。
何よりも手作り感満載の、スタッフさんの気持ちが伝わる心が温かくなる夏祭りでした。

重度の障がいのある子どもたちは、健康な子どもたちと違い、いつ体調が悪くなり入院するかは分からない状態です。
来年も、再来年も、10年後も元気に夏祭りに参加できるかどうかは分からない危うさがあります。
だからこそ、スタッフは準備も一生懸命。楽しむことも一生懸命。
そんな貴重な時間を、私も一緒に過ごさせてもらえることに感謝の気持ちです。

障がい福祉の仕事は、今を一生懸命生きる子どもたちの思い出を作る仕事。
やっぱり素敵な仕事だと思います。

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