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簿記を教えていた時のこと

2024.04.24

こんにちは
ぷろちゃれ管理人の野村です

先日の新聞に、公立学校の教員待遇改善の記事が載っていました。
全然知らなかったのですが、先生の残業代は「教職調整手当」として給与の4%がついており、残業時間の増減に関わらず一律なのだそう。
それが今回、50年ぶりに10%以上に引き上げになるとのこと。

先生の残業代が増えてよかったです。
教える仕事は本当に大変。

私は以前、職業訓練で簿記を教えていたことがあり、あの時は準備が地獄のようでした💦

職業訓練は、失業中の人が受講できる講座のため、授業は当然毎日朝から夕方まであります。
会計コースを選んだ方は、何か月にも渡り、1時間目から5時間目まで簿記の授業を毎日受講することに。
いろいろな科目がある中での簿記ならいいのですが、終日簿記を勉強するのは教える方も教わる方も頭から煙が出そうになります。

そして教える方は、準備が大変。
事前にどんな時間配分にするのかを考えシュミレーションするのと、当然ですが全ての問題をすらすらと回答できないといけません。
どんな質問がきてもいいようにと、必死で準備というか勉強していました。
私は要領がよくないため、とても時間をかけて準備をしていたことを覚えています。

当時は、工業簿記を教えていたのですが、今でも簿記の中では工業簿記が好きです。
原価計算とか、計算を進めていって最終的にパシッと答えが合うと気持ちいい。
頭の体操のような、パズルのような感覚です。

簿記の資格で学ぶことは、今では会計ソフトがサクサクっとデータ処理してくれます。
仕分けをしたり、記帳や転記したり、自分で試算表の作成は、手作業でする必要はありません。
だからそんなに深く学ぶ必要はないかもしれません。
ただ、工業簿記の原価計算の考え方は、私にとって、時間やお金の価値を図る基礎となっているように感じます。

私は苦労して簿記の資格を取得したため、分からない人の気持ちがよーく分かり、そしてどこで躓くかも手に取るように分かりました。
大変だったけど、楽しくいい経験です。
今でも、教えてみたいという気持ちは少しだけあります😊

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