【仕事】「なくなるかべプロジェクト2026」始動!完成より大切にしたい“過程”の話

こんにちは アンドナの野村です。
ワクワクするニュースをお届けします。
「なくなるかべプロジェクト」の第2弾が、いよいよ動き出しました!
先日、関係メンバーが集結して、キックオフの話し合いを行いました。
実際の授業がスタートするのは、2026年1月。
今回は一体どんな対話が生まれ、どんな作品が描き出されるのか、今から楽しみで仕方がありません。
かっこいい壁を作るのが、目的ではありません
このプロジェクトにおいて、私たちは「かっこいい仮囲い(工事現場の壁)を完成させること」をゴールとは考えていません。
何より大切にしているのは、そこに至るまでの「過程」にあります。
- 障がいのあるアーティストは、ただ作品を提供するだけ。
- 建築会社は、場所と壁を提供するだけ。
- 芸大生は、ただデザインをするだけ。
……このプロジェクトは、そんなシンプルな役割分担では終わりません。
戸惑いや気づきを共有する「授業」の時間
関係者全員が「授業」に参加し、それぞれの想いや、抱えている課題をさらけ出します。
そこで対話を重ねることで、初めて見えてくる景色があるのです。
- 建築業界が直面している、リアルな課題。
- 障がいのある方の、日常の暮らし。
- そもそも「アート」と「障がい者アート」って、何が違うの?
- 相手の領域に、どこまで踏み込んでいいの?
この授業の中では、たくさんの「戸惑い」が生まれます。
でも、その戸惑いこそが新しい「気づき」の種。
立場の違ういろいろな人が関わるからこそ、学びや発見は多角的で、驚くほど豊かなものになります。
私自身、このプロジェクトからは毎回多くの学びをいただいていて、心からワクワクしています。
この輪を、もっと広げていきたい
この取り組みは、今年度で2回目。
今後はこの活動をもっと広く、もっと遠くまでつなげていきたいと考えています。
建築業界だけでなく、もっと違う業種の方々も巻き込んでいきたい。
そして、他の福祉施設の皆さんにも、ぜひ参加していただきたい。
例えば、いつもお世話になっているノーサイドさんの地元・八尾市でも展開できたら……そんな夢も膨らんでいます。
プロジェクトが大切にしているのは、完成までの「過程」そのものです。
そこにある葛藤も、発見も、喜びも。
あなたも、この「過程」を一緒に楽しんでみませんか?
これからの展開を、どうぞ温かく見守ってください。
なくなるかべプロジェクトとは?
こちらの記事に詳しく掲載していただいています。
「京都芸術大学 ~瓜生通信~」
👉 掲載記事はこちら(瓜生通信)


