
こんにちは、アンドナの野村です。
先日、「出張ボッチャ」で八尾市立桂小学校へお邪魔してきました! 子どもたちのキラキラした目と、ボッチャを楽しむ歓声。私たちにとっても、たくさんの元気をもらえる素敵な時間でした。
そしてこの日は、ボッチャ以外にも、私にとって大きな「新しい発見」がありました。
「小規模特認校」という新しい発見
皆さんは、「小規模特認校」という言葉をご存じですか?
実は、今回お邪魔した桂小学校は、この「小規模特認校」に認定されているのだそうです。
私は恥ずかしながら、この制度を初めて知りました。
通常、公立の小学校といえば、住んでいる地域によって通う学校が決まりますよね。
でも、八尾市のこの「小規模特認校」という制度は、市内のどこに住んでいても、希望すれば入学することができる仕組みなのだとか。
全国に広がる「特色ある学校づくり」
少し興味が湧いて調べてみたのですが、実はこの制度、全国的に広がっている大きなムーブメントなのだそうです。
制度自体は1997年頃から始まったそうで、もう25年以上の歴史があります。
今では北海道から沖縄まで、全国で400校以上(!)もの学校が導入しているそうです。
特に北海道や長野県などでは、豊かな自然を活かして「校庭が牧場!」といった学校や、冬はスキー授業が中心になる学校など、その土地ならではのユニークな教育が成功している事例がたくさんあります。
最近では、
「全校生徒がバイオリンを弾けるようになる学校」
「英語教育に特化したグローバルな学校」
「ICT(パソコンやタブレット)を駆使した最先端の授業」 など、
「小さいからこそできる、プレミアムな教育」として、あえてこの小規模校を選ぶ親御さんが増えているのだとか。
八尾・桂小学校ならではの魅力
八尾市でも、桂小学校をはじめ、桂中学校、北山本小学校、高安小中学校などが指定されており、それぞれの学校が独自の「特色」ある取り組みを行っています。
例えば桂小学校では、放課後スポーツ教室やダンス教室、プログラミング教室など、ワクワクするようなカリキュラムがたくさん!
豊かな自然環境の中で、少人数ならではのきめ細やかな指導が受けられるのも魅力ですね。
福祉の世界にも通じる「選べる」大切さ
「自分に合った学校を選べる」
これって、すごく素敵なことですね。
大人数の中で揉まれるのが合う子もいれば、少人数でじっくりと学ぶことで輝く子もいます。
画一的な「枠」にはめるのではなく、その子の個性や興味に合わせて、学びの場を「選ぶ」ことができる。そんな選択肢があるというのは、とても豊かなことではないでしょうか。
私たちアンドナが関わっている、障がい福祉の世界でも、この「選べる」ということは本当に大切です。実は、福祉施設も、制度として行う「福祉サービス」の種類自体は同じでも、施設ごとに「特色」が違います。
例えば、私たちもよくご一緒させていただく八尾市の「ノーサイド」さん。
ここは、「重度の障がいがあるから仕事は難しいね」ではなく、「重度であっても仕事を頑張る!」という熱い想いを持った場所です。
「できない」と諦めるのではなく、「どうやったらできるのか?」を常に考え、工夫し、チャレンジし続けています。
静かに過ごすのが好きな人が輝ける場所もあれば、ノーサイドさんのようにバリバリ仕事をして活気あふれる場所が合う人もいる。
自分らしくいられる場所を「選べる」ということは、生きていく上で本当に大切なことだと日々感じています。
教育の現場でも、こうして多様な選択肢が広がっていることを知り、なんだかとても温かい気持ちになりました。
出張ボッチャを通じて、子どもたちと触れ合い、そして素敵な学校の仕組みとも出会うことができた一日。
桂小学校の皆さん、本当にありがとうございました!
これからも、いろいろな場所へ出かけて、新しい景色を見ていきたいなと思います。


