【仕事】勤労感謝の日・仕事の楽しさに目覚めた、あの日の「ありがとう」

こんにちは、アンドナの野村です。
本日は「勤労感謝の日」ですね。
「勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝しあう日」なのだそうです。
祝日ですが、今日もお仕事の方もいらっしゃるかもしれません。
今日もいろいろな方がそれぞれの場所で働いてくださっているおかげで、私たちの生活は回っています。本当にありがたいことですね。
さて、アンドナは、先日無事に3期目を迎えました。
決算処理もようやくひと段落して、少しホッと落ち着いたところです。
アンドナは超・零細企業(笑)。
私が代表であり、営業であり、広報であり、そして事務員でもあるため、決算処理もすべて私が行っています💦
実はもともと、不動産会社で16年間、経理事務をしていました。
なので経理処理自体で困ることはあまりないのですが……最近はインボイス制度など、あれこれと変わる制度への対応に振り回されております。
経理事務といえば、どの会社にも必ず担当される方がいらっしゃいますよね。
この「経理」というお仕事。 「正しく、期日通りにできて当たり前」。
1円の計算間違いも許されませんし、万が一、支払いの期日を守れないようなことがあれば……それはもう、大変なことになります。
そんな、常にピリピリとした緊張感のあるお仕事です。
間違えば叱責されるのは当然。でも、完璧にこなしても、誰かから褒められることはありません。
それでも、会社にとっては誰かが必ず担当しなければ回らない、心臓部のような大切な仕事でもあります。
今まで長く経理の仕事をしてきて、一度だけ、心からのお礼を言われたことがあります。
それは不動産会社に勤めていた頃、新しい会計システムを導入することになったときのこと。
私は営業所の事務の方々に向けたマニュアルを作成し、研修を行い、システムに苦手意識のある方でもスムーズに切り替えができるよう、奔走していました。
その結果、その頑張りを認めていただき、社内で表彰していただけることになったのです。
私の人生で、仕事で表彰されたことは、後にも先にもそれ一度きりです。
そして、その表彰式の後でした。 当時の専務が、わざわざ私のところへ来て話しかけてくださいました。
「新システムの導入に尽力してくださって、本当にありがとうございます」
専務が、ただの20代の平社員である私に、深々と頭を下げてお礼を言ってくださったのです。
それは今でも忘れられない、本当に、本当に嬉しい出来事でした。
報われないと思っていた努力が、誰かの役に立ち、感謝された瞬間。
たぶん、そのときからだと思います。私が「仕事を頑張る楽しさ」に目覚めたのは。
誰かの「ありがとう」や、誰かの笑顔が見られること。それが仕事の原動力になることを、私はそのとき教えていただきました。
今、アンドナで私が「楽しい」を大切にしているのも、その原点があるからかもしれません。
世の中のすべての働く皆さんに、今日は心からの「お疲れ様」と「ありがとう」を。
素敵な勤労感謝の日をお過ごしください。


