【仕事】八尾市ノーサイドさんの「FBMパンフレット」を作成しました!

アンドナの思いを形にする仕事 〜発信用素材づくり〜
こんにちは アンドナの野村です。
アンドナでは、福祉現場で生まれた“いい取り組み”や“支援者の想い”を、社会に届く「発信用素材」として形にするお手伝いをしています。
今回ご紹介するのは、八尾市の ノーサイドさん が取り組む
FBM(ファシリテーション・ボール・メソッド) のパンフレット制作です。
「FBMの良さを、ご家族にも伝えたい」
きっかけは、ノーサイド代表・高木さんからのお声がけでした。
「重度の身体障がいのある子どもたちのために、日々の支援として取り組めるFBMを続けているのですが、その良さをご家族にももっと伝えたいんです。」
その言葉を受け、アンドナは現場取材へ。
実際に子どもたちがFBMに取り組む様子を見学させていただきました。
初めて知った、FBMの奥深さ
正直に言うと、私はFBMについてほとんど知識がありませんでした。
ノーサイドさんの支援を見ていても、「バランスボールを使った楽しそうな時間」という印象に留まっていたのです。
ところが、目の前で行われるFBMは想像以上でした。
・子どもたちの表情がやわらぐ
・身体の姿勢が自然と整う
・医療的ケアが必要な子も安心して参加できる
・スタッフとの間に「体温の伝わるコミュニケーション」が生まれる
ボールひとつで、こんなにも心と身体がほぐれる姿を見て驚きました。
スタッフさんがずっと抱えてきた “問い”
取材の中で、スタッフさんが語ってくださった言葉が胸に残っています。
「重度の身体障がいがある子どもたちに、
私たち“普通のスタッフ”は何ができるのだろう?」
重度になればなるほど、関わる大人は医療や専門職に偏っていきます。
気づけば、子どもを支えるのは“専門家ばかり”という構図が生まれてしまう——そんな現実を前に、スタッフさんたちは日々悩み続けてきました。
でも、子どもたちに寄り添う時間が一番長いのは、日常を一緒に過ごすスタッフさんたちです。
だからこそ、
専門知識がなくても安全に・効果的に取り組めるFBMは、
「日々の支援の中で、スタッフ自身が身体のケアに関われる大きなツール」
になっているのだと知りました。
その想いが、取材の中でとても強く伝わってきました。
想いを“伝わる形”にしたパンフレット
今回のパンフレットでは、FBMの良さとノーサイドさんの想いをぎゅっと詰め込みました。
・子どもたちの「できた!」の瞬間
・ご家族の気づきや喜び
・スタッフさんの葛藤と希望
・FBM研究会・河野先生の専門的視点
これらを散りばめながら、“読むだけで心がふわっと軽くなるようなデザイン”に仕上げています。
パンフレットが、ご家族の安心につながり、子どもたちの未来に寄り添う一歩になれば嬉しいです。

📍 制作協力:ノーサイド八尾SPA・柏原・LABO
📖 FBMパンフレット制作
🎨 企画・取材・デザイン:非営利型株式会社andna(アンドナ)


