
大人の生活の中心の一つである「働くこと」
こんにちは アンドナの野村です。
みなさんは、毎日会社に行ったり、お店に立ったり、それぞれの場所で「仕事」をしています。
では、障がいのある方にとって、「働くこと」はどのような形があるのでしょうか?
実は、障がいの程度や状態によって、その様子は様々です。今日は、皆さんが普段あまり知らないかもしれない、障がいのある方の「働く」について、少しだけお話しさせてください。
障がいの程度による「働く」の違い
比較的軽度の障がいのある方の中には、一般の会社で働いている方も多く、障がいへの必要な配慮を受けながら、それぞれの得意なことを活かして活躍していらっしゃいます。
一般の会社で働くことのできない方は、福祉サービスを利用することに。
一般就労を目指す「就労移行支援」などの福祉サービスや、体調や障がいに合わせて無理なく働ける事業所「就労継続支援A型」を利用しています。
障がいがもう少し重くなると、その人の体調やペースに合わせてお菓子作りや内職などを行う「就労継続支援B型」を利用することに。フリーマーケットなどで、お菓子の販売を行っている事業所を見かけたこともあるのではないでしょうか。
ここでは、時給というお給料ではなく、みんなで力を合わせて仕事を行い、得た利益を分配します。
2023年度の全国の平均工賃は、月額23,053円。決して多くはありませんが、社会とのつながりや、自身の役割を感じることができます。これも大切な「働く」の形の一つです。
「働く」ではない一日を過ごすということ
では、さらに重い障がいがあり、常に介助や医療的なケアが必要な方は、どう過ごしているのでしょうか?
重度の障がいのある方が利用するのが、「生活介護サービス」という通所施設です。
この施設は、私たちが一般的にイメージするような「働く」場所ではありません。
食事介助や入浴介助、トイレ介助といった生活をするためのサポートを主に行っています。というか、それだけで1日が終わると言っても過言ではないくらい、介助は時間がかかるのです。
重度の障がいのある大人の人の介助は大変!トイレ介助だけでも15分、20分かかります。
男性スタッフが少ない日は、1日中トイレ介助だけで終わった…という日も少なくありません。(同性介助を基本としているため、福祉の現場では常に男性不足💦)
多くの生活介護施設では、仕事をするのは難しいこともあり、レクリエーションや音楽活動、創作活動などを提供して、利用者さんに楽しい時間を過ごしていただいています。
そのような日常を送っていると、どうしても社会と関わりがなくなっていきます。
施設と自宅の往復だけ、家族はどんどん年齢を重ねアクティブさもなくなっていき、さらに社会とは離れていく…それが現実です。
ボッチャを仕事に!ノーサイド・ジェッツ!
では、重度の障がいがあっても、何か社会とつながりを持ったり、役立つ活動をしたりする方法はないのでしょうか?
そこで八尾市のノーサイドさんが始めた取り組みが、パラスポーツの「ボッチャ」です。
遊びではなく、プロのボッチャチームとしての活躍を目指しています。
チーム名はノーサイド・ジェッツ!
チームロゴもカッコイイでしょ?

私たちアンドナがノーサイド・ジェッツと始めたのは「出張ボッチャ」
企業の研修やイベント、地域のイベントへボッチャ選手を派遣する事業です。
障がいのある方と一緒にゲームを楽しむことで、多様性を感じる機会になります。
企業向けには、戦略をチームで考えることで絆も深まる、チームビルディングのプログラムもご用意しています。
重い障がいがあっても、その人らしく輝ける場所、関われる活動がある。そんな可能性を広げていくことが、私たちの願いです。
ノーサイド・ジェッツの「出張ボッチャ」に、ご興味を持たれた方は、ぜひお問い合わせください!
【お問い合わせ】
アンドナ 担当:野村
https://forms.gle/WmTZVJQMLrJkPDG86

