たまには日常の話を。京都の猫の浮世絵と、枚方のバラに癒された朝

こんにちは、アンドナの野村です。
アンドナのブログでは、仕事のこと、福祉のこと、プロジェクトの取り組みなどを書くことが多いですが、今日はたまには仕事を少し離れて、日常のお話を。
京都駅で出会った、自由で愛おしい猫たち
先日、京都駅にある美術館「えき」KYOTOで開催されていた「ネコづくし」に行ってきました。
美術館「えき」KYOTOは、京都駅直結のとても立ち寄りやすい美術館です。
「今日は美術館に行くぞー!」と気合いを入れて向かうというより、「午前中に少し時間が空いたから、ちょっと寄ってみようかな」と、日常の中にすっと入ってきてくれるところが魅力。
大きな美術館をゆっくり巡る時間も好きですが、コンパクトな空間だからこそ、作品との距離が近く感じられることもあります。
限られた時間の中で、ぎゅっと濃く、繊細に作品の魅力を味わえる。
「えき」KYOTOは、そんな美術館だなと思っています。
今回の展示は、浮世絵に描かれた猫たちが主役。猫好きとしては、これは見逃せません。
会場には、いろいろな表情の猫たちが並んでいました。
すました顔の猫。 ちょっと悪そうな顔の猫。
人間みたいにふるまっている猫。
「絶対、何かたくらんでる顔やん」と言いたくなる猫。
浮世絵の中の猫たちは、かわいいだけではなく、どこかユーモアがあって、自由で、少しふてぶてしい。
その姿を見ていると、昔の人たちもきっと、猫のそういうところに振り回されながら、でもたまらなく愛おしく思っていたのだろうなと感じました。
猫好きの思考は、今も昔もあまり変わらないのかもしれません。
うちにも猫がいるので、つい重ねて見てしまいます。
「あ、こんな顔する」
「この距離感、わかる」
「かわいいけど、思い通りにはならへんよね」
そんなことを思いながら見ていると、展示を見ているというより、昔の猫好きたちとこっそり会話しているような楽しい気持ちになりました。

地元・枚方の朝を彩る、早朝ローズガーデン
枚方市にあるひらかたパークでは、現在バラ園が見頃を迎えています。
先日、少し早起きをしてローズガーデンへ行ってきました。
ひらパーでは、バラの季節に合わせて「早朝ローズガーデン散策デー」が開催されています。
朝7時から9時まで、開園前のローズガーデンを歩くことができる特別な時間です。
早朝なので、遠方から気合いを入れて来るというより、近くに住んでいる人がふらりと散歩がてら楽しめるような時間。
この、少し特別だけれど「日常の延長」にある感じがとても好きです。
朝の空気の中で歩くローズガーデンは、本当に気持ちがよくて。
暑すぎず、寒すぎず、人も多すぎず、ちょうどいい。
満開のバラからふわっと香りが漂ってきて、歩いているだけで心がほどけていきました。
バラを見るというより、バラの香りの中を歩く。そんな心地よい感覚です。

美しい景色を支える「裏方さん」への眼差し
でも最近の私は、きれいなバラを見ながら、もうひとつ気になることがあります。
それは、このバラ園を支えている「人たち」のことです。
これだけの数のバラを、最高の状態で楽しめるようにお手入れしているバラ職人の方たち。
水やりだけでも、きっと途方もなく大変だろうなと思います。
600種ものバラの配置を考え、それぞれのバラの魅力がきちんと伝わるように整えていく。
花が咲いている瞬間だけを見ると、ただ純粋に「きれいだな」と思うけれど、そのきれいさの裏側には、毎日の地道な手入れや、長年の経験、そして細やかな観察があるのだと思います。
裏方さんは、本当にすごい!
そんなことを考えながら歩いていると、バラ園の見え方が少し変わってきます。
水やりは、いつしているのだろう。
咲く時期をどのように調整しながら、手入れをしているのだろう。
このバラ園には、どんな物語があるのだろう。
70年の歴史の中で、どんな人たちがこの場所を守ってきたのだろう。
バラそのものの美しさだけでなく、その背景にある仕事や、積み重ねられてきた時間も気になってきます。
花を見に行ったはずなのに、気づけば、そこで働く人の手や、見えない仕事のことを想像している。
こういうところは、やっぱり自分らしいなと思います。



心に「余白」をもつことの大切さ
仕事をしていると、どうしても頭の中が「次に何をするか」「どう伝えるか」「どう形にするか」でいっぱいになります。
それはそれで、とても充実した大切な時間です。
でも、ときどきは、何かを考えるためではなく、ただ見る。ただ歩く。ただ「きれいだな」「おもしろいな」と感じる。そういう時間も必要だなと改めて思います。
猫の浮世絵にくすっと笑って、朝のバラの香りに癒されて、その裏側にある誰かの仕事に思いを馳せて、少しだけ心の中に「余白」が戻ってくる。そんな日常の時間でした。
仕事の種も、きっとこういう何気ない時間の中から生まれているのだと思います。
また時々、こんなふうにふらっと日常の話も書こうと思います。
皆さんも、どうか心に少しの余白をもって、よい一日をお過ごしください。



