障害に関しては、改めて座学でお話しを聞いていると知らないことばかりでした。しかし、それ以上に印象に残ったことがあります。
遺伝子検査をするということは親族にも影響があるため覚悟が必要であるということ、あーたんの障がいが分かったときのお母さん気持ち、住んでいる地域によって受けられるサービスが変わること、福祉サービスがいつでも必要なときに受けられるわけではないこと、障がいは人によりさまざまで疾患名だけで理解できることではないことなど。
そして、医療的ケアのある子どものお母さんが、自宅でどのようなケアと準備をしているのかの映像を見ることができたのも良かったこと。「ケアは大変」という言葉では想像できない大変さを知る事ができました。同時に、そのお世話に対しても愛情を持って行なっているという事実に、人間の不思議さ、愛おしさのようなものを感じもしました。
施設体験で特に印象的だったのは、利用者さんと空間を共にして、簡単なふれあいを続けけることで、利用者さんの喜怒哀楽が見えてくることです。一緒にいるだけで、自分の認識がそのように変化していくのが、とても良い経験でした。
普段、街や電車の中で、医療的ケアを必要とする障がい者の方とすれ違う場合、おそらく自分の中の固定観念が強すぎるせいで、そのような人の気持ちを想像することができませんでした。しかし、今回ぷろちゃれに参加させてもらった中で、特別なものではなくとても普通のことだと改めて気づくことができたのが、何より大きな気づきだったように思います。
私には二人の子どもがいます。ぷろちゃれを経験したことで、街で障がいのある人に出会ったときに、子どもたちに自分の言葉で伝えることができるようになりました。まだ完全に理解できたわけではありませんが、一人の大人として良い経験ができたと思います。
グラフィックデザイン会社経営 坂田さん
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