喫茶アンドナ
宇宙とともに広がる、わくわくな仕事
イベント会社勤務の久保稔、45歳です。宇宙とワインが趣味。 表情はおとなしめですが内心は喜怒哀楽豊か。コーヒー飲みすぎでよく注意されます。 よろしくお願いします。
「何歳くらいまで働きたいと考えていますか?」と質問をいただきました。
まず、私が取り組んできたお仕事や向き合い方についてお伝えできればと思います。(本文へ続く…)
私は、イベント企画会社で22年間、新製品のお披露目から地域活性化まで、様々なイベントを手がけてきました。しかし、私の心に最も深く刻まれているのは、「宇宙」をテーマにしたイベントです。
私と宇宙の出会いは2002年に遡ります。アルバイト時代、USJで「ETこども宇宙会議」に携わったことが始まりです。
映画ET公開20周年を祝うこのイベントでは、子どもたちと未来へのタイムカプセルを埋めたり、夢の世界を描いてもらったりしました。参加した女の子から「楽しかった」という手紙をもらい、心が温かくなったのを今でも覚えています。
それから10年後の2012年、「金環日食」のライブ中継プロジェクトに取り組みました。東京の映像を全国の子どもたちに届けるという挑戦。特に、沖縄の子どもたちが食い入るように映像を見つめる姿が印象的でした。
そして2022年、日本一高い観覧車で「宇宙万博2022」を開催。20分間の観覧車を宇宙船に見立て、月面旅行の疑似体験を提供するイベント。幅広い年齢層の方々に宇宙の魅力を楽しんでいただけたことは、大きな喜びとなりました。
興味深いことに、私自身はもともと宇宙に特別な興味があったわけではありません。しかし、仕事を通じて宇宙の魅力に触れるうちに、次第にその虜となっていったのです。今では自称「宇宙イベンター」として、宇宙関連の活動を徐々に広げるまでに。
ふと気づいたのですが、これらの宇宙イベントは10年おきに訪れています。次は2032年でしょうか?(笑)
地球には重力がありますが、宇宙にはありません。重力があることで地面ができることで、上と下の概念が生まれ、ひいては格差や優劣、差別を生む要因でもあると考えています。
宇宙のように上下も正解もルールもない概念や考え方を、地球で暮らす人たちが少しでも取り入れることができれば、もっと生きやすく、幸せに近づくのではないかと妄想を広げています。
この考え方を勝手に “無重力思考”と言っていますが、福祉の現場においても今後少しでもお役に立てればと考えています。
「わくわくは、宙(そら)にある。」これが私のモットーです。
これからも、皆さんにワクワクしていただける宇宙イベントを企画していきたいと思います。その取り組みを通じて感じる小さな感動が、誰かの人生を変えることがあるかもしれません。
宇宙のように無限の可能性を秘めたこの仕事に、これからも全力で取り組んでいきます。2032年、そしてその先も、宇宙を通じて皆さんに感動をお届けする「宇宙イベンター」として、新たな挑戦を続けていきたいと思います。
宇宙は無限に広がるということで、働く年にも際限をつけず楽しいと思えるまで取り組んでいけたら嬉しいなと思います。
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喫茶アンドナ店主 野村より
久保さんとの出会いは、社会人大学院(事業構想大学院大学)。
オンラインの授業でご一緒させていただくくらいで、お名前と顔を知っている程度。
そんなある日、久保さんからメールが届きました。
「西野亮廣さんの『えんとつ町のプペル』のDVDを、子どもの施設にプレゼントする企画を行っています。もしよかったら野村さんの施設でも応募されてはどうですか?」というものでした。
私は、もともと西野さんのビジネスに興味を持ちオンラインサロンにも入っていたため、プペルも何度も映画館でみるくらい好きでした。
メールをいただき、早速DVDプレゼントに応募することに。
というところから、ご縁ははじまりました。
後々知ることになるのですが、久保さんが当時の私の仕事(障がい福祉サービス)に興味を持っていただいたのには理由があります。
ご家族に障がいのある方がいらっしゃったからです。
コロナ禍では、何かと施設のことを気にかけてお声を掛けてくださいました。
長くなってしまいましたが、そんな久保さんの提唱(妄想?)する「無重力思考」!
とても素敵な考え方じゃないですか?
障がいのことだけではなく、いろいろな方がこの思考に触れることで、もっと楽に優しく暮らせるようになるのでは?と私の妄想も膨らみます。
今まであまり興味がなかった宇宙に急に興味が出てきました(笑)
私もふわふわワクワク宇宙を感じたいと思います!
あなたにとって”わくわく”するコトやモノとは?