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Cafe andna

喫茶アンドナ

andna仲間のリレーエッセイ

受け止め方ひとつでココロ軽く、いいあんばい

村田 久枝 病院勤務 薬剤師

妻と母もしています。息子の子育ては、ひとまず終わりました。 明るく元気な感じだと思います。 周りの人にはしっかりしていると見せかけて、かなりの天然ボケってよく言われます。

澤さんから、村田さんへの質問
Q
大きく転んだ時の奥義的な対処法を教えてください。
A
次にうまくできるための準備!

澤さん、ご質問ありがとうございます。難しい質問ですね。
私は、転んじゃった時には、たいていは次にうまくできるための準備だったと考えます。が、大きく転んで、それなりに大きな傷を負ってしまったときは、治るにはそれなりに時間がかかるのは当たり前だと思って、その心積もりにします。
すっかり良くなっている未来の笑顔の私が、今の私に向かって、「今の私は、あなたのおかげ」って言ってくれるイメージで過ごしています。

こんにちは
澤さんよりパトン繋いでいただいた村田久枝です。

私は、“ひさえ”を筆頭に、“むーちゃん”、“ひさ”、“ひーさー”、“ひさねェ”などいろいろな名前で呼ばれていますので、呼びやすい名前で呼んでください。

最近、ココロに刺さったお話があるので、みなさんにシェアさせてください。

ひょんなご縁がありまして、“涅槃会(ねはんえ)講演会”に参加させてもらいました。
そもそも、“涅槃会”をご存じでしょうか。“涅槃会って何?”ってなりますよね。

実は、私も詳しくは知らないのですが、涅槃会は、お釈迦様の亡くなられた2月15日(あたり)に行われる法要だそうです。
涅槃(肉体をなくすとともに悟りの境地)に入ったお釈迦様のことをしのび、亡くなったときの様子を描いた涅槃図を掲げながら行われる行事らしいです。

涅槃図-Death of the Historical Buddha (Nehan-zu) @メトロポリタン美術館

その涅槃会の講演会に参加しまして、お釈迦様のことを教えてもらいました。

お釈迦様は実際に実在した人物で、本名はゴータマ・シッダールタといい、王子様として生まれ、不自由ない暮らしをされていました。29歳の時に出家され、苦行を積まれるわけですが、ある日悟られて、その悟りをもって苦行を中止されたそうです。お釈迦様が、苦行を中止されることを決断された際に、他の修行僧から、辛抱が足りないなどと悪口や陰口を言われたそうです。

お釈迦様が苦行を中止した際に歌われたという歌です。

われいざ琴を鳴らさん 張りすぎてもならぬ
弱すぎてもならぬ ほどほどの調子にしめて
われはいざ琴を鳴らさん


不謹慎かもだけど、こんなエピソードにちょっと親近感わいちゃったのです。
いっぽうで、“中道(ちゅうどう)”の考え方にはすっかり心惹かれました。

いろんなお話を聞き終わった私なりの解釈は、

やってみることが大切で、繰り返し挑戦することが重要
自らの目標は何かと向き合い、命をかけて頑張ろうと思うことは尊い
大切なことは“中道”
中道は、物事に偏らない考え方で、適度でほどほどがよい 
命をかけようとするくらいの思いや頑張りは大切だけど、あんばい・バランスが大切

という感じです。

私も含め、みなさんもとても忙しい毎日を過ごされていると思うんですよね。
仕事とか、家事とか、育児とか、介護とか人それぞれにやらないといけないことがいっぱいあって、とにかく大変な毎日だと思います。
そんな毎日だと、自分のできてないことやイケてないところとかを責めてしまうことがあるし、落ち込んでしまうこともあるけど、“中道”の感性で、バランスよくやれたらいいんだなぁって思いました。
偏った考えにとらわれずに、前向いて進もう!って勇気をもらえた感じがしました。

いかがでしょう、どのように感じられましたか。
お付き合いいただきありがとうございました。

******

~喫茶アンドナ店主 野村より~

村田さんは大きな病院の薬剤部の部長をされています。初めてお会いしたときは、明るく温かい方で、わちゃわちゃ感もあり(笑)そのギャップに驚きました。
お仕事では、スタッフのみなさんの働く環境作りにも力を入れておられ、院内での障がい者雇用の成果について学会で発表されるなど、精力的に活動されています。障がい者雇用については、今後どの企業でも求められることでもあり、その先駆けとして熱く活動し続ける姿は、頭が下がる思いです。

村田さんが上司だったら仕事が楽しくなりそう!って思う、気持ちの温かい素敵な方です!

Q
村田さんから、杉森さんへの質問

気分アゲアゲのルーチンにしていること、これで気分が上がるってことありますか?